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企業のライブ配信でよくあるトラブルと対策を徹底解説

2021.04.27
ライブ配信でよくあるトラブル

2020年より新型コロナの影響で劇的に拡大したライブ配信の業界。

個人はもちろん、参入する企業も指数関数的に増えています。

しかし、このような急激な需要増加によるライブ配信の普及には、ノウハウ不足によるトラブルも同様に増加。最大手のライブ配信プラットフォームですら頻繁にトラブルが起きているほどで、全員が手探りで進んでいるような状態。

しかし、視聴者はこういった利便性を損なうトラブルに敏感です。

例えばライブでの配信でトラブルが起き、一旦配信を停止する事になった場合、全ての視聴者が一度離脱することになります。

たとえ即座に配信を再開したとしても、再開後に中断前と同じ数のユーザーアクセスを確保することはできません。

ライブ配信には高いポテンシャルがありますが、少しのトラブルで大きな損失を生みかねません。

よくあるトラブルと対策を熟知し、あなたの会社のライブ配信を成功させましょう。



ライブ配信に使う「機材」のトラブル

ライブ配信では使用する機材の設定などが原因でトラブルが起きるケースがあります。

配信側に設定ミスがあると、公開した映像がブラックアウトする・音声が途切れるなどの問題による視聴者の離脱を防ぐため、ライブ配信を開始する前の対策が必須。

よくある機材トラブルの原因と対策を紹介しますので、今後youtubeなどでの配信を予定されている方は要チェックです。



機材トラブル1:ネット接続が悪い

ライブ配信を安定させるためには、その土台となるインターネット接続を安定させることが大切です。

その為、配信には無線LANよりも高速で通信できて干渉も起きない有線LANを使用しましょう。

ライブ配信で快適に使用するには、アップロード速度が20Mbps以上であることが目安です。Wi-Fiは外部から電波の干渉が起きる可能性があり不安定で、電子レンジが動いているだけでも影響を受けてしまいます。

実際にライブ配信をする会場の通信速度・安定性は、配信準備として一週間以上前に一度チェックしておきましょう。


機材トラブル2:配信が落ちる・機材が故障する

ライブ配信を行う作業は、デバイスに非常に高い負荷がかかり、それが原因でライブ配信中に配信自体が落ちてしまう事態も!

このトラブルの解決策は、高スペックのPCを使用することです。

特に重要なのは「メモリ」と「CPU」で、少なくとも16GBのメモリ、Core i7以上のスペックを持つCPUが必要です。

それ以外にも物理的な要因で機材が故障することもあり得ますから、メインのデバイスはスペアを用意しておくのがおすすめです。

機材トラブルが発生した時、他に同時に使える機材があると別の機材に変更してダメージを抑えられるでしょう。


機材トラブル3:映像が安定しない

ライブ配信するコンテンツを構成するのは、映像情報と音声情報の2つです。まず「映像」を安定させる方法からみていきましょう。

配信中の映像が安定せず、コマ落ちしてカクついたり、タイムラグが発生するといったトラブルは配信側から認識できない事も多いので、事前のセットアップが特に重要!

映像表示は、多くの場合エンコーダーの「配信ビットレート」を調整することで安定します。

エンコーダーとはライブ配信に使用する機材で、動画メディアの容量を圧縮したり、動画形式を最適な形に変換します。

ビットレートはエンコーダーがコントロールする「1秒間に送受信できるデータ量」のこと。高いほどデータの情報量が多く高画質な映像を配信できる一方、回線や機材にかかる負担は大きくなります。

「配信ビットレート」をあげすぎるとライブ配信は安定しませんから、映像を安定させるには、まず配信プラットフォームの上限ビットレートを把握しましょう。

配信プラットフォームにはビットレートの上限が設定されていることも多く、その上限に引っかかるとコマ落ちやタイムラグが発生しやすくなります。

さらに、ビットレートの高い映像をスムーズに見るには視聴者側の高速ダウンロードが必要になります。

参加する視聴者のネット環境にもよりますが、ビットレートは低め(512Kbpsが目安)に設定しておく事をおすすめします。


機材トラブル4:ノイズや音ズレ

ライブ配信では映像が重視されがちですが、オーディオも同じくらい大切。

どれだけビジュアルが素晴らしくても、オーディオの音質が悪くノイズだらかだと視聴者はコンテンツの内容を理解できず、内容がわからないライブ配信からは簡単に離脱してしまいます。

ノイズを減らし音質を上げるには、マイクやノイズキャンセリング付きヘッドフォンを使用しましょう。PCに付属しているマイク機能では十分な音質で配信することは難しいでしょう。

もう1つライブ配信中のユーザーのストレスとなるのが「音ズレ」です。

音ズレを防ぐには「音声ビットレート設定」の調整が効果的。

ビットレートを上限まで上げると、安定せず音のズレが発生しやすくなりますのでプラットフォームの上限ビットレートに引っかからないように音声ビットレートを調整しましょう。

関連記事:「ライブ配信に「待った」なし!ライブでの配信に必要な機材」

ライブ配信の『運営』で起きる「ライブ」の「配信」ならではのトラブル

イベントやセミナーをリアルで開催するのと、ライブ配信をすることは全く勝手が違います。

参加者に満足のいくライブ配信を提供するために、リアルイベントとの違いを知っておくことが大切です!


運営トラブル1:配信方法が視聴者の視聴環境と合わない

ライブ配信が成功するかどうかは、配信側だけでなく視聴側の環境にも大きく左右されますので、可能な範囲で視聴者がライブ配信を視聴する環境を把握しておきましょう。

・視聴者が使用するデバイスは?

スマホで見る人が多いか、デスクトップPCで見る人が多いかによって設定を調整することは大切です。モバイルフレンドリーなライブ配信をするには、エンコーダーの設定で帯域幅を1Mbps未満に保つことがポイントです。

・視聴者の使用するネットの通信速度は?

視聴者の使用するネットの通信速度に合わせて、配信側のアップロード速度を調整します。
例えば在宅ワークをしている社員向けのライブ配信であれば、平均的な速度の家庭用Wi-Fiを使用している視聴者が多いと想定できます。

お昼休み中のユーザー向けの15分程度のライブ配信であれば、スマホでの4G通信での速度を想定しましょう。


運営トラブル2:リアルタイムで視聴者の反応を確認できない

リアルの企業イベントでは、プレゼンターや運営側は参加者の表情・反応を見つつイベントを進めることができますが、ライブ配信では一方的な情報伝達になってしまうことが多く、それが原因で視聴者の満足度が下がってしまいます。

ライブ配信をより魅力的なものにする為に、事前に視聴者の反応を見られる機能を設定しておく必要があるのです。

例えばチャットやアンケートの機能。こういったツールを使用し、ライブ配信に双方向のコミュニケーションを採り入れて、参加感の強いライブ配信を目指しましょう!


運営トラブル3:ネットワーキングの機会がない

企業のイベントやセミナーに人が集まる大きな理由の一つに、「参加者同士のネットワーキング」があります。

同じライブ配信で体験を共有した視聴者は、自分がライブ配信を「どう感じたか」の感想もコメント投稿などで共有したいのです!

実際のイベントや音楽ライブでも、終わった後に居酒屋で「反省会」が行われたりしますが、これも体験を「どう感じたか」の感想の共有です。

しかも、ライブ配信では実際のイベントと違って「お酒が呑めない人」でも「タバコがキライな人」でも「遠方で終電が気になる人」でも参加できるのです。

ですので、イベント終了後にWeb懇親会を開催するなど、主催者側から積極的にオンラインネットワーキングの機会を設ける事はリピーター獲得にも重要なのです!


トラブルの無いライブ配信は「自社対応」ではもう限界?

ここまでご覧いただければ、トラブルなくライブ配信をするには、必要な専門機材をそろえ、専門的で複雑な設定を調節し、オンラインに適した運営をスムーズに行う必要があることがお分かりいただけたと思います。

高額で正しく使うことが難しい専用機材に予算を割かなければならず、ただでさえ足りない人員がライブ配信の手配や準備も対応する羽目に。

その上、スムーズな運営の為のノウハウや、トラブル対応のスキルが無いスタッフが、やり直しの効かないライブ配信を担当しなければならない場合、既存のお客様やクライアントの一部を失ってしまうリスクも・・・


LIVEUPならトラブルとは無縁のライブ配信を実現

こういった頭の痛いライブ配信の運営やトラブルへの対策は、すべてLIVEUPにお任せください。

LIVEUPは総勢100名のカメラマンを抱え、年間200本以上の番組制作を手掛けるライブ配信の精鋭集団です。

企画段階から総合的に対応できる体制が整っているので、トラブル対応だけでなくライブ配信自体を「丸投げ」してしまうことも可能です。

関連記事:「インターネット動画配信は自社運営しないでライブ配信サービス会社へ」

LIVEUPのライブ配信サービスについて詳しく知る

企業のライブ配信では未だトラブルも多く、乗り越えるべき課題が多数あります。

しかし新型コロナウイルスによる2020パンデミックが始まった時点で、ある意味、全員が一斉にデジタル化しライブ配信のスタートダッシュを切ってしまったのです。

そして同じタイミングでスタートしたのなら、いち早く走り出し、障害が少ない道を進む人がもっとも有利です。

トラブルとは無縁のライブ配信で、急速拡大するデジタル社会で確固たるポジションを獲得しましょう!

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